皆さんこんにちは!
株式会社トヨクラ、更新担当の中西です。
**第7回:鉄骨建方の流れを徹底解説!
〜巨大な建物が組み上がるダイナミックな工程〜**
鉄骨工事における「建方(たてかた)」は、まさに建物が立ち上がる瞬間。工場で加工された鉄骨が現場で組み上がり、建物の姿が一気に現れるダイナミックな工程です。建設現場の中でも最も緊張感があり、同時に職人たちの技術力が存分に発揮される場面といえるでしょう。今回は、この建方の流れを詳しく解説し、どのように巨大な建物が形づくられていくのかを深く掘り下げていきます。
1. 建方準備と搬入計画がすべての土台になる
鉄骨建方は、その日の作業だけでなく、前段階の計画が極めて重要です。特に搬入計画や安全計画は建方の出来を左右すると言っても過言ではありません。
鉄骨部材は一本あたり数百キロから数トンに及ぶこともあり、現場への搬入は慎重に行われます。道幅、周辺環境、近隣の交通状況、クレーンの配置など、現場監督と搬入チームが綿密に計画を立てます。また、現場では安全通路の設置、落下防止ネット、高所作業設備の確認など、事前準備が徹底されます。
特に大規模現場では、建方の順序や部材の置き場所、クレーンのブーム角度まで細かく決定され、現場にいる全員が同じ作業計画を共有します。建方は“段取り八分”と言われるほど、事前の準備が重要なのです。
2. クレーンによる吊り上げ作業 ― 建方の主役
建方で最も目を引くのは、巨大なクレーンによる吊り上げ作業です。これがスムーズに進むかどうかは、オペレーターの技術と現場の連携にかかっています。
クレーンは、鉄骨職人(鉄骨鳶)が地上で玉掛け(ワイヤーの掛け方)を行い、オペレーターに合図して慎重に吊り上げます。鉄骨が宙を舞い、ゆっくりと所定の位置に収まっていく光景は迫力満点。その一方で、わずかな風でも部材が揺れるため、高度な集中力と経験が求められます。
さらに、鉄骨を支える支柱(柱脚)にピタリと合わせる作業は、ミリ単位の世界です。鳶職人とクレーンオペレーターの息が合わなければスムーズに進みません。
建方の見どころともいえる職人技のひとつです。
3. 仮締め・本締め ― ボルトの固定が建物の強度を決める
鉄骨を建てたら、次に行われるのがボルトの締め付け作業です。
建方ではまず「仮締め」を行い、建物全体の歪みやズレがないかを確認します。仮締めの段階では完全に固めません。建物は鉄の塊に見えても、実は少しずつ調整をしながら立てていくのです。
全体の水平・垂直が問題ないことを確認できたら「本締め」を行います。本締めではトルクレンチを使用し、規定の締付力でボルトを固定します。鉄骨工事においてボルトの締め不足は重大事故につながるため、この工程は非常に重要です。
ボルトの種類はF10Tなどの「高力ボルト」が使われ、緩みにくく高い強度を持つため、建物の安全性を支える要となります。
4. 建物の精度を決める測量作業 ― 垂直・水平の確認
鉄骨建方では、建物が設計図通りの位置・高さ・角度で建っているかを常に確認します。そのために使用されるのが「トランシット」や「レベル」などの測量器具です。
建物の柱がわずか数ミリ傾いているだけでも、上層階では大きなズレになるため、測量は建方の中でも特に慎重に行われます。柱の垂直、梁の水平、各部材の位置関係を確認しながら作業を進めていくことで、建方全体の品質が決まっていきます。
この測量作業があるからこそ、何十メートルにも及ぶ高層鉄骨でも正確な骨組みが実現できるのです。
5. 鉄骨建方が終わると建物の姿が一気に姿を現す
建方が進むと、現場の景色は一気に変わります。昨日まで何もなかった場所に、巨大な柱と梁が立ち上がり、建物の外観がはっきりと見えるようになります。建方は工程の中でも特に変化が大きいため、現場の士気も高まり、近隣の人々からも「建つの早いね」と驚かれることが多い工程です。
また、建方がスムーズに終わると、その後の内装工事や設備工事も順調に進みます。建方は工事全体の“起点”であり、“基礎”であり、“加速装置”のような存在なのです。
6. 総まとめ ― 建方は鉄骨工事の真髄
鉄骨建方は、
巨大部材を扱うダイナミックさ
高度な職人技
精密な測量
安全第一の姿勢
チームワークの結晶
これらすべてが詰まった、鉄骨工事の中でも最も重要な工程です。
建物の安全性や工事の進行に直結するため、1つのミスも許されません。それだけに建方が無事に完了したときの達成感は格別で、現場に携わる誰もが誇りを持てる仕事です。
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